小山 和彦 

この短いエッセイは、2017年2月から4月にかけて、「作曲って何でしょう?」というタイトルでブログに不定期で連載したものを、再編集して掲載しています。

 

No. 1 作曲って何でしょう?

言葉で例えるなら作文と同じです。しかし、言葉とは違った何か別のことを表現できます

つまり、音楽で何かを語るのが作曲です

では、自己を表現することにどんな意味があるのでしょう? 

相手に何かを伝えることによって

人と共感することが出来たり、興味を抱いてもらったりして

人と人とのつながりが出来て行く

つまり、コミュニケーションが、 生まれると思います

音楽でコミュニケーションをしてみませんか🎵

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No.2 生きとし生けるものはみんな作曲家です

小鳥のさえずり

猫や犬の鳴き声

どれも皆、特徴のある曲とも言えます

また、何かのメッセージでもあります

そして、生きているという証です。

また自然の音、これも曲かもしれません

風の唸る音  

スフォルツァンド sfのような雷     

ピアニッシモ pp な川のせせらぎ

曲を奏でるということは、生きるということを現しているのでしょう

人が曲を創るのも同じことだと思います。

だから人も皆 作曲が出来るはずだと思います。

きっと作曲のことを難しく考えすぎかもしれません

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No. 3 言葉のない音楽 その1

動物の鳴き声

自然の音

これらは空間というキャンバスに描かれた音楽です

動物には人間の概念としての言語ではなく

私たちと違う言葉があります

私たちは、言語ですべてが理解し合えると思っています

しかし、音楽は言葉ではカバーしきれないメッセージ

相手に伝えることも出来ます

また、時として言語以上に、感情の表現に優れていることもあります

視覚的には表現するのが難しいことも

音楽では出来ることがあります

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No. 4 言葉のない音楽 その2

いきなりですが、音楽は自由です

楽しそうなところから、突然気持ちが沈んだり

ゆったりしているかと思えば、突然激しくなったり

歌や劇の付随音楽のように

言葉で描かれたことを表現するのではなく

言葉なしで、音の高さ、リズム、音色による

難しく言えば「絶対音楽」という音のみの音楽は

表現の可能性が広がり続けことでしょう

私たちに未来がある限り、そう信じています

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No. 5 「音楽の形式」について考える その1

ひとつのテーマについて何かを語るとき

説得力を持つためにはいろいろな角度から話す必要があるでしょう

そこで、前後をつなげるために「さて」とか「ところで」という

接続詞が必要になったりします
音楽にもそういったことはあるのでしょうか?
ズバリ!そのようなものがあります

私は、あるとき勤務する大学で別分野の先生と

そんな話になったことがありました。

音楽の形式とは

結局のところ

何かを相手に伝えるときに

わかりやすく

かつ、いろいろな角度から表現して

何らかのイメージをその作品に抱いてもらうために必要な手段だと思います

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No. 6 「音楽の形式」について考える その2

私は専門外なのでよくは分かりませんが

将棋では、対局するためには慣例的にいくつかの戦法があり

それを知り、局面に対して応用する必要があるのでしょう

音楽では、音楽の授業で習ったかもしれない
「二部形式」、「三部形式」、「ソナタ形式」や「ロンド形式」など
曲をまとめるためのいくつかの形式があります
これが将棋の戦法に当たるものと考えられます
曲全体の印象を形づくる
楽器の様々な可能性を引き出す
演奏者の素晴らしいテクニックを楽しむ

などのために一定の長さが音楽には必要だと思われます

ある程度長い曲を書くためだけではなく
音楽を聴いてその曲を深く理解するためにも
いろいろな形式を知っていることは
音楽をより楽しむことにもつながります

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No. 7 作曲する人って?

作曲をすること、演奏を含めると音楽をすることは

生活すること、つまり衣食住とは直接関係はしません

しかし、どうして音楽があるのでしょうか?

どうして、音楽を創られるのでしょうか?

音楽を聴いて、気持ちが高まったり

生きる喜びを感じたことは、きっとあるとおもいます

音楽って、人に生きる喜びを与えるためのものではないでしょうか

バッハやベートーベンらのような昔の偉大な作曲家

今活躍中の有名で、近づきがたい作曲家

そういった縁遠い人ではなくて

もし身近に作曲する友人がいたらどうでしょう

音楽の輪が広がるに違いありません

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No. 8 作曲家の仕事とは

世の中には無数の仕事が存在します。
人が生きて行くために直接必要な仕事 → 衣食住に関係すること
農業に従事する人、漁師、大工、洋裁師など
私たちにとって欠かせない人たちです

しかし、芸術家、スポーツ選手など
直接衣食住に関わらない仕事もあります

ばらばらに職業を書き出してみると、世の中には無数の仕事が存在します
公務員、教師、運転手、弁護士、杜氏(お酒を造る人)、
神官、政治家、登山家、俳優、作家、理髪師…

結局のところ、仕事の役割とは
・生活に貢献する、生活を楽しむ
・人と人とをつなぐ
・人間の限界に挑む

おおよそこんな具合に大別できるのではないかと考えます
作曲家の役割、何でしょう?

作曲家がどうして存在するのか
未来の作曲家コンサートin東北(旧ヤングコンポーザーコンサート in 東北)に参加することによって
その一端を理解して頂けたらありがたいです

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No. 9 作曲のススメ

まず、言語について考えてみましょう

「読む」「話す」「書く」

この三つをバランスよく出来る人が、その言語を自由に使える人でしょう

「読む」ことと「話す」ことだけでも生活は可能でしょう

しかし、「書く」ことが出来れば、もっと言葉の世界が広がりますね

哲学者のフランシス・ベーコンは次のようなことを言ったそうです

「読むことは人を豊かにし、

話し合うことは人を機敏にし、

書くことは人を確かにする。」

ピアノなどの楽器を演奏する人

歌う人

音楽を深いところまで理解して聴こうとする人、など

とにかく、音楽に関わっている皆さんにとって

自分自身の音楽を確かなものにするために

作曲することをお勧めいたします